(防府市指定文化財)
ご創建は宇田天皇の寛平3年(891)当地の住人、佐々木徳寿丸が全国八幡宮の総本社、鎮西宇佐八幡宮に参籠、皇祚延長、天下泰平、家内安全、五穀成就、惣民豊楽を奉祈御神霊を供奉し矢筈岳中程の伊勢山に鎮祭した、
その後、643年を経た御奈良天皇の天文2年(1533)八幡宮の御神霊が現在の社地、鈴寶山の大岩(飛座船石)上に御飛座の神変出現したので、久満佐渡左衛門慰重友が寶殿を建立し移築した。
157年を経た元禄3年(1690)社殿焼亡、元禄7年(1694)大領主毛利就信が御神殿を再建、天明5年(1785)氏子の寄進により幣殿、拝殿が再建される。
平成15年(2003)斎行の1725年式年大祭記念事業として建築当時の茅葺屋根を再現、御神殿には元禄時代の建築様式が随所に見られ、同年8月29日に貴重な文化遺産として防府市指定有形文化財に指定されている。
萱葺きの屋根の耐久性は一般的には約20年間ということですが、昨秋、御篤志を戴いて文化財の保存ができましたこと誠にありがたく厚くお礼申し上げます。八幡大神様の末永き御安鎮を祈り、更なるご加護を乞い願い、愈々の御神徳発揚いただけること思います。
また、平成28年春以来4年ぶりに、令和元年5月下旬にフクロウの再来となりました。新元号の年にぜひ皆様方に福が訪れますよう祈念して皆様のお参りをお待ち申し上げております。フクロウに因み御朱印帳も準備いたしています。
令和元年初夏
宇佐八幡宮・防府 宮司 石 村 守
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