1978年、イギリスでロックバンド”ジャパン”として アリオラ・ハンザ・レコードからデビュー。 3枚のオリジナル・アルバム「果てしなき反抗」 「苦悩の旋律」「クワイエット・ライフ」を発表する。
当時のミュージックシーンはパンクからニューウェーブへと流れていたが、 デビュー当時は双方のファンが関心を示さなかった。 本国イギリスよりも、日本での人気が先行するも、 音楽性よりもそのルックスによる所が大きかった。 ただしキッカケがその美麗なルックスだったとしても、 日本のファンは、ジャパンから他にはない”音”を感じとり 新たな感性の扉を開くこととなる。 この頃は、後のジャパンに比べると、 モータウン的な香りのするサウンドとシャウト気味のヴォーカルに特徴を感じる。 (※実際にモータウンレコードの大物スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ の"I Second That Emotion"のカヴァーがある…。) サード・アルバム「クワイエット・ライフ」はシンセサイザーのウエイトが増し、 唯一無二のジャパンサウンドが加速する傑作アルバム。
from left to right
1978/04/08 UK
1978/09/25 JAPAN
(SIDE A)
(SIDE B)
Produced by Ray Singer
All titles composed by
David Sylvian
except A-6.
Music by Jule Styne
Lyrics by Bob Merrill
(∗ Barbra Streisand cover)
鮮烈のデビュー・アルバム! 日本で、初日1万5千枚を売り上げる、 伝説的ともいえる人気。 皮肉にも、この人気先行のせいで、 しばらく音楽的評価は低くなってしまう。
ジャケットやロゴデザインは原色(とりわけ赤と黒)。 歌詞には”NOW”や”BABY”も登場し、 後のジャパンのイメージとはかなり異なる。 しかし、そこはジャパン! 退廃的なムードはすでに顕著。
音楽的評価は、まだ高くはないが、 後期ジャパンと切り離して考えれば、 中々興味深いサウンドではある。 特に、「奇しい絆」「コミュニスト・チャイナ」
すべてのアルバムを聴けば、 後期ジャパンに繋がる変化が見えてくる。 「スターウォーズ~エピソード1」みたいな存在か。
全作詞・作曲はデヴィッド・シルヴィアン。 唯一「パレードに雨を降らせないで」は、 バーバラ・ストライサンドのカヴァー。
(SIDE A)
(SIDE B)
1978/09/25 JAPAN
1978/10/27 UK
1978/11/25 JAPAN
(SIDE A)
(SIDE B)
Produced by Ray Singer
All titles composed by
David Sylvian
日本では2ヶ月後のスピード発売となったセカンド。 ファーストと共に語られることが多いが、 「クワイエット・ライフ」への布石となる 音楽的飛躍を感じる作品であり、 熟成を待つ期間といえる。
このアルバムからミックのベースの存在感が増す。 シンセはまだブラス音色的な使い方。 「愛の住人」は初のインストゥルメンタル作品。 この曲こそが、後期ジャパンに繋がる憂いある佳曲。
1979年3月1日~13日、初来日。 初日公演は、3月6日の日本武道館。 3月12日(月)には、NHK「レッツゴーヤング」の収録。 オンエアはいつなんだろ?…おそらく2週間後くらいの日曜? (同番組では来日アーティストの出演が多かった♪)
ファーストとセカンド…収録曲の邦題がスゴイ! 「美しき愛欲」「愛の伝染」 …やはり邦題に”愛”は欠かせない! この時代は、邦題も一つの文化ですね。
なおアメリカ盤は、UK盤や日本盤とは曲順が異なり、 JAPANのロゴも青ではなく赤が使用されている。 USツアーに合わせ、他国より2ヶ月近く先行発売された。
(SIDE A)
(SIDE B)
1978/11/25 JAPAN
1978/08/–– USA
(SIDE A)
(SIDE B)
1980/01/04 UK
1979/12/20 JAPAN
(SIDE A)
(SIDE B)
Produced by John Punter
except B-2 by
Simon Napier Bell and JAPAN
All titles composed by
David Sylvian
except B-2.
Lou Reed
(∗ THE VELVET UNDERGROUND & NICO cover)
シングル「ライフ・イン・トーキョー」を ジョルジオ・モロダーがプロデュースし制作。 意外にも、このディスコ・サウンドが転機となり、 後期ジャパン・サウンドへと加速させる。
その「ライフ・イン・トウキョウ」発表後となる アルバム「クワイエット・ライフ」は、 大幅なシンセの導入により、エレポップ感を増すが、 いわゆる”ロック”として楽しめることで、 飛躍とセールスを両立させているアルバム。
プロフェット5による独特の音色、 デヴィッドの独自の歌唱法などが確立され、 本国イギリスでも、音楽的に高い評価を得る。 アリオラ時代の曲を好ましく思わないデヴィッドも 本アルバムからはラストツアーでも披露している。 初期ジャパンを嫌って、 本作品をまだ聴かれていない方、 異国人(ALIEN)をぜひ聴いてみてください!
「オール・トゥモロウズ・パーティズ」は、 ヴェルベット・アンダーグラウンド&ニコのカヴァー。 ヴァージョンもいくつかあり、シングル展開もあった。 そして、最初のアルバム・タイトル候補。
このアルバム後、シングル 「セカンド・ザット・エモーション」を発表。 B面「ヨーロピアン・サン」と共に、 より後期ジャパン的なアプローチを見せ、 いよいよ、ヴァージン・レコードに移籍し、 次回作「孤独な影」の制作に入る。
2021年にはリマスターされたCDとLP、さらに
レアトラックCD、ライブ音源をセットにしたボックスセットもリリース。
(SIDE A)
(SIDE B)
1979/12/20 JAPAN
アルバム「クワイエット・ライフ」リリース後、 音楽的にも、本国イギリスでも評価され始め、 1978年から、ヴァージン・レコードに移籍。 その個性的芸術的な傾向を加速させた 2枚のオリジナルと1枚のライブ・アルバムを残す。 4th アルバム「孤独な影」には 「アイランズ・イン・アフリカ」の共作曲で、 Y.M.O,の、坂本龍一が参加。 この曲はジャパンの曲というよりシルヴィアン・サカモトのコラボという認識が強い。 以後、デヴィッドとはいくつもの傑作を生むことになる。
プロフェット5の音色や、派手なフレットレス・ベースなど、 サウンドは、益々独特な個性を加速していき、ジャパンにしか出せないサウンドを確立。 そんな中、ライティング面でのギターのウエイトは低くなり、 ロブ・ディーンが音楽性の相違から脱退。 グラムロック的評価から、ニューウェーブ、テクノポップな要素と オリエンタルなビートを取り入れ、 ラストアルバムにして最高傑作アルバム「ブリキの太鼓」発表。 既存のロック・アルバムでは収まらない表現の意欲的な作品群は 新たなファンも獲得していき、影響を受けたミュージシャンを多数生むこととなる。
from left to right
1980/11/07 UK
1980/12/20 JAPAN
(SIDE A)
(SIDE B)
Produced by John Punter
All titles composed by
David Sylvian
except B-2.
M.Tarplan, R.Rodgers, W.Robinson, W.Moore
except B-4.
David Sylvian, Ryuichi Sakamoto
2003/09/15 UK
2003/11/27 JAPAN
bonus track
4枚目のオリジナル・アルバム。 ヴァージン移籍後のこのアルバムと、 次回作「錻力の太鼓」が、 一般的に後期ジャパン・サウンドとして 音楽的に評価される。
「メソッズ・オブ・ダンス」は鳥肌モノのカッコよさ! 「スイング」では、デヴィッドとミックのベースが呼応。 そして名曲中の名曲、サティ的3拍子の 「ナイトポーター」はジャズ畑からの評価も高い。
坂本龍一とデヴィッドとの出会いは 本アルバムのレコーディングが 隣り合せのスタジオでだったことがきっかけ。 そして、ミュージックライフで対談の取材が実現する (ミュージックライフ1980年8月号)
このアルバムのラストの「アイランズ・イン・アフリカ」を デヴィッドと教授は共作する。
「エイント・ザット・ペキュリアー」は、 スモーキー・ロビンソンらが作曲し、マーヴィン・ゲイが歌った曲のカヴァー。
ちなみに後に土屋昌巳とデヴィッドの対談も実現。
この時はすでにツアーに同行する事は発表済。
「すみれ September Love」がヒットする前から
土屋さんの参加は決まっていた。
(ミュージックライフ1982年6月号)
オリジナルは8曲だが、 現在は当時シングルB面の2曲であった THE EXPERIENCE OF SWIMMINGと、 THE WIDTH OF A ROOM を含めた10曲が 定番となり1993年盤から追加。
1993年盤は4曲目と9曲目に割り込ませる曲順だったが、 2003年のリイシュー盤からは、オリジナル8曲の後に この2曲と、「アイランズ~」のリミックスを ボーナストラックとして追加という形をとっている。
実際に未発表曲が少ないのは、アウトテイクというものが少なく、 ある程度の完成度を持たせてから録音されていたものと思われる。
この頃になると、”愛がいっぱい”な邦題を見かけなくなる。 徐々に日本の音楽ファンには、簡単な単語であれば、 訳さなくてもイメージが伝わるようになってきているからだろう。 ただ、映画でも音楽でも、時に原題を凌駕する名タイトルもある。
(SIDE A)
(SIDE B)
1980/12/20 JAPAN
1981/03/21
japan only
(SIDE A)
(SIDE B)
(SIDE A)
(SIDE B)
日本特別編集のアリオラ時代のベスト盤。 限定盤、2.000円。ブロマイド付。
CDの時代になり、日本独自編集の「ザ・シングルズ」 を名乗るアイテムがいつくか登場するが、最初に日本で 名乗ったのは、このアルバムが最初!
シルバーメタリックのジャケットの中心をくり抜き、 そこからピクチャーレーベルが見えるデザイン。 レーベル部分は通常規格より大き目の約160mm。 (ブルーのカラーレコードです)
「奇しい絆」、「クワイエット・ライフ」以外は、 当時の日本盤でアルバム未収録曲。 ファンへのプレゼントと呼ぶにふさわしい。
「ステイト・ライン」は英盤シングル「パレードに雨を降らせないで」
のB面で、アルバム未収録。
当時の日本盤では、本アルバムのみで聴けた。
左の画像はピクチャー・レーベルの表面と、裏面。 2種類アイテムがあったわけではありません。…念のため。
現在は、数多いアリオラ時代のベスト盤CD にほとんど収録されている曲ばかりで役目を終えた感はあるが、 ”宝物”としてのインパクトでいえば、 アナログ盤ピクチャーレーベル強し!と思える。
日本でもシングルが発売された「セカンド・ザット・エモーション」は、 スモーキー・ロビンソン & ザ・ミラクルズのカヴァー。
(SIDE A)
(SIDE B)
必ず見つかるというわけではないですが、アナログレコード専門検索エンジンってのがありました。
1979/08/01 JAPAN
1980/05/21 JAPAN
1981/11/13 UK
1981/12/05 JAPAN
(SIDE A)
(SIDE B)
Produced by Steve Nye, Japan
Yuka Fujii : vocals
Simon House : violin
All titles composed by
David Sylvian
except B-2.
David Sylvian, Steve Jansen
except B-3.
David Sylvian, Mick Karn
5枚目のオリジナル・アルバム。 ラスト・アルバムにして最高傑作!
ジャケット写真にもあるように、音もオリエンタル志向。 タイトルはギュンター・グラスで、 ジャケットは、毛沢東…でもそこに違和感を感じない。 それは、どんな素材を持ってきても、 ジャパンしかできない音楽があり、イマジネーションがあるから。 無国籍、無ジャンルであっても、アルバムの統一感はくずれてない。
”ヴィジョンズ・オブ・チャイナ”、 ”スティル・ライフ・イン・モウビル・ホームズ” 夢中でしたね!大好きです。 ゲスト参加は、 藤井ユカ (vocals)、 サイモン・ハウス (violin)。
シングル”ゴウスツ”は全英チャート5位 (この曲一般ウケする?) 芸術性とポップスを両立させた最高傑作にして オリジナル・ラスト・アルバム。
「このアルバム無しにジャパンを語れない」 というくらい最重要アイテムです。
2003年のリイシュー盤は、 ボーナスディスクが付いた2枚組みの限定版も発売。 現在は、その2枚組版は、入手困難となっている。 この2枚組…日本盤は悪名高いCCCD(コピーコントロール) だったりするので、EU盤の方がオススメ。
なお、この2枚組限定盤の方は、別枠 で後述します。
(SIDE A)
(SIDE B)
1981/05/21 JAPAN
1982/12/05
japan only
(SIDE A)
(SIDE B)
(SIDE A)
(SIDE B)
日本特別編集のヴァージン時代のコレクション盤。 限定盤、2.000円。特大ピクチャーレーベル。 4度目となる来日の記念盤。 当時、売り切れ店続出で苦労しました。。。 すべて当時の日本での、未発売曲、未発売テイク。
日本未発売曲が2曲収録された英国盤の サービス・シングル「孤独な影」は、 イギリスで1980年10月にリリースされ、 「孤独な影」「ジ・エクスペリエンス~」 「ザ・ウィドス~」「バーニング・ブリッジス」が収録されていた。 ダブル・ジャケットで、2枚組の”宝物アイテム!”
後に「ジ・エクスペリエンス・オブ・スウィミング」 「ザ・ウィドス・オブ・ア・ルーム」は、 1993年のリマスター盤の「孤独な影」に収録され、 以降、比較的容易に聴けるようになる。
「ライフ・ウィズアウト・ビルディング(ス)」は、 日本盤では、ベスト盤「エクソサイジング・ゴウスツ」 にも収録されたが、2012年現在では、こちらも入手困難盤。
ジャケット写真は本来、 「ナイトポーター」12インチ・英国盤 として使用されたもの
ジャケット裏面には英文スペルミスがある。
×SWIMING → ○SWIMMING
×BUILDING → ○BUILDINGS
左の画像はピクチャー・レーベルの表面と、裏面。 2種類アイテムがあったわけではありません。再び…念のため。
[A-1]
「ナイトポーター」リミックス・ヴァージョン。
[A-2]
「ゴウスツ」12インチ・ロングヴァージョン。
[A-3]
「ジ・アート・オブ・パーティーズ」:
上記12インチ「ゴウスツ」のB面。
ライブ・ヴァージョン。
ギターは、ランダム・ホールドやピーター・ガブリエル・バンドのデヴィッド・ローズ。
[B-1]
「ジ・エクスペリエンス・オブ・スウィミング」:
シングル「カントニーズ・ボーイ」のB面。
リチャード作曲のインストゥルメンタル曲。。
[B-2]
「ライフ・ウィズアウト・ビルディング」:
シングル「ジ・アート・オブ・パーティーズ」のB面。
デヴィッド作曲。
[B-3]
「ザ・ウィドス・オブ・ア・ルーム」:
英国盤の4曲入りサービス・シングル「孤独な影」のみに収録。
脱退したロブ・ディーン作曲のインスト曲。
必ず見つかるというわけではないですが、アナログレコード専門検索エンジンってのがありました。
1980/10/10 UK
「錻力の太鼓」は、音楽的評価も、売り上げも順調に伸ばしていた。
ヴァージンでの成功と同時に、前のレーベルであるアリオラ・ハンザも
過去のカタログの再発や、企画盤のリリースを行う。
(後に日本でYMO関係の販売で行われた”アルファ商法”に類似している…。)
そんな順風ともいえる 1981年から82年にかけて、
ジャパンとしての休養と、ソロ活動が宣言される。
メンバー各自の様々な作品がリリースされ、
その後ジャパンとしてのツアーを終了後、解散宣言。
ジャパンはその活動の幕を閉じる。
[ DANCE / Gary Numan ]
[ RICE MUSIC / Masami Tsuchiya ]
[ Ai ga nakucha ne / Akiko Yano ]
[ Bamboo Houses | Bamboo Music / Sylvian-Sakamoto ]
[ TITLES / Mick Karn ]
[ IMMIGRANTS / Sandii & The Sunsetz ]
Dance
輸入盤
Rice Music
日本盤・高値
愛がなくちゃね。
日本盤
Titles
輸入盤
Immigrants
日本盤
愛がなくちゃね
日本盤
IMMIGRANTS
日本盤
1983/06/05 JAPAN
1983/06/10 UK
Disc.1
Disc.2
Produced by John Punter, Japan
Masami Tsuchiya : guitar, keyboards
2003/09/15 UK
2003/11/27 JAPAN
公式盤としては初のライヴアルバム。 1982年12月27日に、NHK-FMで、武道館公演のライブがオンエアされました。 そして、日程も場所も違えど、何か月も違わないライブを録音したアルバム。 大きなアレンジ違いは無いのが普通です。
だが、「ナイトポーター」を聴いてビックリ! 武道館では、マリンバで始まるアレンジですが、 このアルバムでは、スタジオと同じキーボードで始まるんですよ!
数週間でアレンジを変えなきゃいけない理由ってなんだ? と思っていたら、このライブ・アルバム収録の「ナイトポーター」は、 スタジオ盤にイフェクトを掛けて、ライブ風にしたということです。 「ナイトポーター」録音中にテープにトラブルがあったとか言ってたかな?
CDになると70分、80分でもディスク1枚ですが、 アナログ時代は当然2枚組だし、ダブル・ジャケットだし、重たい。。。 これが、すごく”宝もの”な感じがしていいのですよ! 値段も高いわけですが…。でブックレットなんて付くし。 ジャケットのコーティングの匂いとか、レコードの匂いとかも好きですね。
さて、ライブ盤といえば、前述のラジオ番組を録音した海賊盤は人気でしたね。 3枚組で、10.000円とかしてたので、当然買えなかったですけどね。 エアチェックしたのを何回も聴きましたね~。
真の最終公演…名古屋市公会堂の海賊盤っていうのもありましたね。 あと…最近 Youtube で見つけたんですが、この名古屋公演…テレビ中継あったんですね!
…おっと、ついつい長話をしてしまいました。。。さて、話を本アルバムにもどして(笑) 「ブリキの太鼓」発売時に解散の発表があったわけではないし、 本作品の中にはスタジオ録音の新曲も3曲あることから、 こちらのアイテムこそが「ジャパン解散」 というものを強く意識させてくれる。
1曲目「オイル・オン・キャンバス」はピアノのインストルメンタルで新録音。←これ、カッケー! 作曲、演奏はデヴィッド・シルヴィアン。
8曲目「歓迎の叫び、祈りの手」新録音、インスト。 ディスク1の最後で、幕間を演出させる曲。(CDだと単に真ん中あたりの時間ってだけか…) 作曲、演奏は、デヴィッドとスティーヴ。
ラスト・ナンバー「テンプル・オブ・ドーン」新録音、インスト。 作曲、演奏は、リチャード・バルビエリ。
このアルバムがどうしてもすぐに聴きたくて・・・学校休んだ。 (時効!)
Disc.1
Disc.2
encore
1981/09/11 UK original
1983/08/21 JAPAN
(SIDE A)
(SIDE B)
Produced by John Punter
except
tr.1 Giorgio Moroder
tr.2 Simon Napier-Bell
(SIDE A)
(SIDE B)
Produced by Ray Singer
except
tr.6 Giorgio Moroder
tr.7,8 JAPAN, Simon Napier-Bell
tr.9,10 John Punter
アリオラ・ハンザ時代のベストだが、日本では発売年も選曲も異なる。 だが、近年CD化されるのは、日本でも欧州盤の選曲だからややこしい。 当時を懐かしみ、紙ジャケ・リマスターを買ったはいいが、 中身の曲が違う…ということが起こるわけである。 でも、最初の日本盤の選曲の方が特殊であって、いたしかたないのか?
まず、オリジナル英国盤は1981年リリース。 売り上げを伸ばすジャパンに、前レーベルのアリオラが企画したベスト。 イギリスでのシングル曲で構成されている。
次に、日本では「アセンブラージュ」というタイトルのベストが、 1983年にリリースされるが、 こちらはアルバム未収録曲を中心としたマニア向け。 タイトルだけを借りてきた・・・という感じなので別物です。 (「オイル・オン・キャンバス」よりも後のリリースなのです。)
オリジナル「アセンブラージュ」の選曲は、 日本盤では、「ザ・シングルズ」の選曲が類似する為、 日本盤「アセンブラージュ」では、 リミックスやライブなどのマニア向けの選曲がされたと思われる。
そして、アリオラは、オリジナルの選曲と日本盤の選曲を 一緒にしたような18曲入りのカセット・テープによる スペシャル・エディションを発表する。…なんか”アルファ商法”ぽい。
ジャケット写真は本来、 「クワイエット・ライフ」12インチ盤として使用されたもの (例の未発表曲フォーリン・プレイスが収録された仕様のもの)
1995年、2004年の再発売では、微妙に選曲が異なり、 同じ「アセンブラージュ」というタイトルでも あらゆるヴァージョンが存在。とてもわかりにくアイテムとなった。
(SIDE A)
(SIDE B)
■ アセンブラージュのヴァリエーション
(SIDE A)
(SIDE B)
1984/10/01 UK
1984/12/21 JAPAN
[2 CD]
1991/04/03 JAPAN
Disc.1
Disc.2
Produced by John Punter
except
C1-D4 JAPAN
C1,C3,C4,D3 Steve Nye
Produced by John Punter
except
tr.7-11 JAPAN
tr.7,8,10 Steve Nye
ヴァージン時代から初のベスト・アルバム。 アリオラ時代の「クワイエット・ライフ」からも2曲収録。 さらにアリオラ時代のアルバム未収録 「フォーリン・プレイス」が今回の目玉! この曲は当時輸入盤12インチ「クワイエット・ライフ」 のB面で聴くのが定番だった。
もうひとつの聴きどころは、 それまで輸入シングル「孤独な影」4曲入りスペシャル盤か、 来日記念盤「ナイトポーター」で聴くしかなかった、 「ライフ・ウィズアウト・ビルディング」の収録。
オリジナルはこのアナログ2枚組の仕様。 初CD化の際は11曲収録の1枚仕様だった。 この時期のCDというのは、 どうしても1枚に収めてしまおうという傾向があるのだろうか。 シルヴィアンの「遙かなる大地へ」もアナログ2枚組が CDでは短縮版1枚ものになっている。
CDも普及しだした1991年には、あらためて2枚組仕様のnCDが日本盤でリリースされる。 だが、1995年に再発された日本盤の2枚組仕様を最後に、 本作品は1枚組の輸入盤でしか入手できなくなってしまう。 現在、16曲収録の2枚組仕様は中古盤を探すことになる。
いろんな選曲のベスト盤も後に発売されていくが、 本作の発表時には、各メンバーの活動も軌道にのって来たことと、 ラッセル・ミルズのデザインによるジャケットなどから、 レコード会社主導の廉価版的なベスト盤とは一線を画す印象がある。 それだけに2枚組盤が入手困難のままであることが残念である。
Disc.1
Disc.2
(BOX)
1993/08/04
japan only
Disc.1
[ ADOLESCENT SEX ]
Disc.2
[ OBSCURE ALTERNATIVES ]
Disc.3
[ QUIET LIFE ]
Disc.4
[ BONUS DISC ]
Produced by
日本では、CD普及初期のリリース以来 長らくCD化されなかったアリオラ時代のアルバム3枚と シングル集を加えてボックスセットにしての発売。日本盤のみ。 中古盤屋さんのイベントなんかに行くとよくみかけるので、 お探しの方は、そういうイベントに参加されるといいと思います。
とにかく豪華で、ファンには必須アイテム! アルバム未収録曲を集めたボーナスディスク。 写真集仕様のブックレット。 幸宏さん、SUGIZO、YOU、HIDEなどアーティストからのメッセージ。 さらにCDだけを収納するための組み立てボックスまで!
ちなみにジャパン解散時(1982頃)に ビクター音楽産業からアナログでの ボックスセットの予約受付があったのですが、 お金のない私は予約しなかったので詳しい事は知りません。 実際に発売されたという話を聞かないところをみると中止でしょうか。 あるいは、セットではなく分売の再発になったのかな?
1995/03/24 JAPAN
(back cover)
(inner booklet)
Disc.1
Disc.2
Disc.1
Produced by
Ray Singer (tr.1-5)
Giorgio Moroder (tr.6)
Simon Napier-Bell (tr.7 8)
John Punter (tr.9 10)
Disc.2
Produced by
Giorgio Moroder (tr.1 6 9)
John Punter (tr.2 8)
Ray Singer (tr.3-5)
Simon Napier-Bell, JAPAN (tr.7)
BMGビクターが、アリオラ時代のCD化に着手し、 まずはボックス仕様の「プロフェティーク」。 続いて、単品での各アルバム発売。 そして、未発表テイクを含む2枚組仕様とした ベスト・アルバム「アセンブラージュ」の再発売。 かつての邦題から変更された曲名がいくつか見られる。
オリジナル・アルバムを揃えた後、 「フォーリン・プレイス」と本作を揃えれば、 ヴァージョン違いを除くとアリオラ時代の音源はほぼ網羅されます。 (完璧をめざせばキリがないのですが、ほぼ完璧。)
世界初CD化5曲…
ベスト盤によく取り上げられる、東京でのライヴは、 1980年にドイツ、オランダ、ベルギーのみで発売された12インチ・シングル [LIVE IN JAPAN]に収録されている。1980年3月の来日公演から録音。
Disc.1
Disc.2
2010年にリリースされた初期3枚の限定アナログ盤には、 アセンブラージュに収録されていたような、 アリオラ時代の各種ヴァージョンが各々のボーナスディスクに収録されている。(輸入盤)
(box)
2003/09/15 UK
2003/11/27 JAPAN
Produced by Steve Nye, JAPAN
デジパック仕様のオリジナル・アルバム「錻力の太鼓」と、 紙ジャケ使用の「The Art Of Parties」というシングル集の2枚組。 更にその2枚を収めるボックスが付いた豪華仕様。
更なるプレゼントとばかりに写真集仕様のブックレット。 こちらは半分くらいはフィン・コステロが1982年のツアーに同行して撮影した 写真集「SONS OF PIONEERS」からのもの。
このボーナスディスクに収められた「アート・オブ・パーティーズ」は、 シングル・ヴァージョン。アルバムヴァージョンとのアレンジの違いが大きい曲。 「ゴウスツ」もシングル・ヴァージョンで、アルバムより収録時間の短い ショート・ヴァージョン。
「ライフ・ウィズアウト・ビルディングス」は、 英国盤シングル「アート・オブ・パーティーズ」のB面で、アルバムには未収録。
良いことずくめのこのアイテム… パッケージそのものはお宝感たっぷりで魅力的ですが、 2003年の日本盤は、悪名高きコピーコントロールCD(CCCD)です。 ”デジタル・コピーできない”以前に、 機器によっては再生できないという本末転倒なアイテム。 輸入盤の2枚組ヴァージョンをおススメ・・・ですが、今やどちらもプレミア。
Disc.1
Disc.2
2004/09/22 JAPAN
(back cover)
BONUS TRUCK
Produced by
Ray Singer (tr.1-5)
Giorgio Moroder (tr.6)
Simon Napier-Bell (tr.7 8)
John Punter (tr.9 10)
[ Bonus truck ]
Produced by
Giorgio Moroder (tr.13 14)
John Punter (tr.12)
Simon Napier-Bell, JAPAN (tr.11)
2004年新装版。アリオラ時代のベスト盤「アセンブラージュ」 にボーナストラックや、プロモ映像を追加して発売された豪華版。
「ライフ・イン・トウキョウ」のPVが観れます。
(2001年リリースの "JAPAN VIDEO HITS" にさえ未収録)
この「ライフ・イン・トウキョウ」の映像では、ミックはフレッテッドなベースですが、 ボーナストラックのスペシャルリミックスは、 フレットレスが ”ぶおんぶおん”でかっくいい! (オリジナルヴァージョンはリズムキープなプレイだったので…。) このヴァージョンのベースとコーラスのパートは 録り直されてるみたいです。ぜびご一聴!
「ライフ・イン・トウキョウ」好きなファンには嬉しいアイテムです!
なお、初期3枚もそれぞれボーナストラックやPVを追加して再発売。 それぞれのアルバム紹介に曲目追加を書きました。 ( upgrades版4枚を揃えたら、 DVD “ JAPAN VIDEO HITS ” に収録されている映像は全部観れますね。)
ボーナス・トラック
ボーナス・ビデオ(エンハンスド)
2006/03/29 UK
2006/05/19 JAPAN
Produced by
Steve Nye, Japan (1,5,6,9,15)
John Punter (2,3,4,7,11,12)
John Punter, Japan (14)
Giorgio Moroder (10)
Simon Napier-Bell(8,13)
アルバムと異なるミックスのシングルを中心に集めたベスト。 レアという程ではないが、オリジナル・アルバム以外に たくさんのアイテムを集めなくても、 本作品があれば、かなりのジャパンの音源が補完できる。
アリオラから5曲、ヴァージンから10曲という、 両方のレーベルから選曲されている珍しいアイテム。 (ヴァージンのベストに2曲くらい アリオラの曲も収録とかはあったけど…)
ヴァージン時代の音源は、 2003年にデジタル・リマスタ-された音源。 (2003年の再発のボーナストラックなどでも聴ける。) アルバムとかなり印象の異なるミックスもあるので、 オリジナル・アルバムだけ持ってる方は、ぜびご一聴!
なお、 同タイトルのDVDも同時発売。ともに日本盤未発売、 …だったけど、・・・でもでも・・・じつはじつはで・・・ 5月に東芝EMIより日本盤発売されました。
2018/08/24 UK
Produced by John Punter
half speed mastering:
Miles Showell
1980年リリースのジャパンのヴァージン移籍で新たな展開を迎えたアルバム [GENTLEMEN TAKE POLAROIDS] を45回転アナログ盤でリリース。 180g重量盤2枚組限定ヴァイナル。 帯とアビイ・ロード・スタジオの証明書付き。 現在の技術で甦る、新たなアナログ盤の登場に更なる感動を期待。 現在、輸入盤のみだが、日本盤の登場にも期待したいところ。 次作 [TIN DRUM] も同時発売。
2018/08/24 UK
Produced by
Steve Nye, JAPAN
half speed mastering:
Miles Showell
1981年リリースのジャパンの最高傑作 [TIN DRUM] を45回転アナログ盤でリリース。 180g重量盤2枚組限定ヴァイナル。 帯とアビイ・ロード・スタジオの証明書付き。 現在の技術で甦る、新たなアナログ盤の登場に更なる感動を期待。 現在、輸入盤のみだが、日本盤の登場にも期待したいところ。 前作 [GENTLEMEN TAKE PORALOIDS] も同時発売。
2019/04/13 UK,EU
Limited in Record Store Day
10" Analogue
(SIDE A)
(SIDE B)
1979年にリリースされたジャパン最大の転換期ともいえるシングル2枚。 「クワイエット・ライフ」と「ライフ・イン・トウキョウ」。 各シングルヴァージョンと別ヴァージョンを収録して、 10インチのカラー・レコードとして再登場。
2019年04月13日に開催のレコードストアデイに500枚の限定盤として販売された。
オリジナル盤および関連盤の詳細は、
[QUIET LIFE (album)]
[THE SINGLES (album)]
[ASSEMGBLAGE (album)]
[THE VERY BEST OF (album)]
2020/07/14 UK
2020/08/26 JAPAN
Disc.1
Disc.2
Recorded live at Nippon Budokan, Tokyo, Japan, 8 Dec.1982
David Sylvian, Mick Karn, Steve Jansen, Richard Barbieri
Masami Tsuchiya on guitar
Special Guests:
Ryuichi Sakamoto, Yukihiro Takahashi, Akiko Yano
NHK-FM radio program
ジャパンのラストツアー、1982年12月8日の日本武道館公演のライブが待望のリリース。
1982年12月27日にNHK-FMでオンエアされた伝説の特番が音源。
(※1983年8月8月に再放送されたものはクワイエット・ライフをカットした短縮版)
タイトルの "TOKYO FM"の部分が誤解を生みそうですが、TOKYO FM(当時:FM東京)とは無縁です。
この日のみ特別ゲストとして坂本龍一、高橋幸宏、矢野顕子が参加。
ラジオ番組が音源ということでブートレッグも当時は音質のよいものが出回った。
当サイトでも、そのラジオ番組の内容をご紹介してます。
NHK-FM 「ジャパン・スペシャル・ライブ」
この特別ゲストならではの選曲として、 教授とデヴィッドが作曲した「アイランズ・イン・アフリカ」 に教授はキーボード、ユキヒロさんがヴォーカルで参加。 教授とデヴィッドのコラボシングル「バンブー・ミュージック」は教授だけでなくアッコちゃんも参加。 そして、ラストはアッコちゃんとデヴィッドがデュエットの「グッドナイト」(矢野顕子「愛がなくちゃね。」収録曲)。 このあたりの盛り上がり方はすごかった!ゾクゾクしますよー(*´▽`*)
ラジオのオンエア時にラストにデヴィッドが「Thank you, Good night」と締めくくるのですが、 なぜかその部分がカットされているのが残念。 一般流通されて正規盤っぽい扱いですが、NHK-FMや、ヴァージンのクレジットは無く、 ブートレッグに近い状態のようです。
プログレッシブ・ロック関連の再発売や発掘音源などで知られるイギリス"Voiceprint"からのリリース。
disk union : Voiceprint | レーベル商品一覧
Voiceprintの現在の販売元は、ロック、ブルースの再発を主力とするFloating World Records。
日本盤は、MSIから発売され、英国輸入盤の日本国内流通仕様…おそらくオビと解説が追加されたアイテムかな。
日本盤を発売するMSI(ミュージックシーン)も発掘音源を主力とした日本の海外ロック系インディペンデント・レーベルとしておなじみ。
(※PC関連部品会社のMSI[Micro-Star International] とは無関係です。)
MSI:music scene.incorporated
MSI:new release
ジャパンのラストツアーの音源としては「オイル・オン・キャンバス」という名盤もある。
かなり印象が異なるが、アルバムとしての作りが素晴らしいのでこちらもぜひオススメしたい。
このツアー自体、後期ジャパンのベスト盤的な選曲がされているのと、
サポートメンバーの土屋昌巳のギターがテンション上げまくってくれます。
入門編としてもファンアイテムとしても最高です。
「OIL ON CANVAS」
2021/03/05 EU
[LP] QUIET LIFE
(2021 REMASTERED)
(SIDE A)
(SIDE B)
[sleeve in 3CD]
[CD 1] QUIET LIFE
(2021 REMASTERED)
[CD 3] LIVE AT BUDOKAN
27/03/1980
なんかすごいアイテム(*´ω`*) 「クワイエット・ライフ」の豪華ボックスセット。 リマスター盤をヴァイナルとCDで。 そしてレアトラック集と、1980年の武道館ライブ! なおリマスターのヴァイナルとCDは分売で同時発売。 うーむ…レアトラックとライブも分売してほしいな (´・ω・`)
ヴァイナルはハーフスピード・リマスター、180グラム重量盤。 レア・トラック集は「Quieter Life」というタイトルが付けられたCD。
日本盤は出るのか?他のアルバムのボックスはあるのか?
これからの展開も気になるファン垂涎の豪華アイテム。
ジャパンファンにとって、今年一番のプレゼントになるか。
(※今年はまだ残りの方が多いけどね)(*´▽`*)
Burning Shed では、140グラム重量盤の赤いカラー・ヴァイナルと 本ボックスセットをバンドルした さらなる豪華アイテムもリリース。
いくつかのダウンロードサイトでは、 CDと同じ内容のMP3やFLACの ファイル・ダウンロード販売も用意されている。 曲ごとの購入もでき、全曲購入でもお手頃価格。
レコードを含むボックスセットということもあり、 箱はかなり厚く丈夫な仕様で、それがさらに『宝物感』を感じさせる。 リマスター音源、ボックスの仕様、アナログ盤とCDなどなど ファン垂涎のアイテムでありながら値段も妥当以上ですなぁ。 (※LP1枚、CD3枚ということで考えたらの話ね。) 値段に関しては輸入盤ということもあり、 各購入先で若干異なるので要注意。
今回の目玉のひとつ1980年の武道館ライブは、 導入部でいきなり近い距離から聞こえる声援で オーディエンス録音だとわかる。 少し聴き慣れると、曲部分が前に出るので、 それほど聴きづらくはない。(ブートあるあるw) むしろ音質は気にせずダイナミズムを感じてほしい。 1曲目「Intro」は「Despair(絶望)」のイントロ部分。
[QUIET LIFE] first issue…オリジナル盤の解説
[CD 2]
A QUIETER LIFE / ALTERNATIVE MIXES & RARITIES
2021/03/05 EU
(SIDE A)
(SIDE B)
「クワイエット・ライフ」のリマスター盤ボックスセットと同時発売のヴァイナル単体盤。 黒い通常盤ヴァイナル(180g)と、赤いカラー・ヴァイナル(140g)の2種類をリリース。
■ [QUIET LIFE] (2021remaster-Vinyl)
[QUIET LIFE] first issue…オリジナル盤の解説
2021/03/05 EU
「クワイエット・ライフ」のリマスター盤ボックスセットと同時発売のCD単体盤。
■ [QUIET LIFE] (2021remaster-CD)
[QUIET LIFE] first issue…オリジナル盤の解説
2021/05/11 UK
From a live FM broadcast
at Hammersmith Odeon,
London,
England, UK
on the 7th February 1981.
"Gentlemen Taka Polaroids Tour"
ラジオ放送のブートレッグが多い SUTRAからリリース。 元音源は、ジャパンの1981年ハマースミスオデオンでのライブを BBCがラジオでオンエア。 当時は、そのオンエアと、レコード「BBCインコンサート」リリース。
そして日本ではNHK-FMでオンエアされた。 NHKでは不定期で多くのロックアーティストの 「BBCライブ」がオンエアされていた。
当時もブートレッグで人気の音源。 まさか2021年にCDでリリースされるとは。 あらためて本家BBCのオフィシャルリリースもあるといいなぁ。
この頃からの「ヨーロピアン・サン」のライブ用アレンジは、 オリジナルとはかなり異なり、一聴の価値あり!かっこいいです。 「ハロウィーン」のアレンジも興奮モノ! なんといっても、BBCライブは音質がいい。 ブートレッグでも安心して聴けます。
番組放送時間の関係でライブ全編ではありませんが、 アルバム一枚分に相当する収録時間は心地よく聴けます。 そしてアルバムと異なるアレンジも相まって、 未視聴の方はさらに新鮮な気持ちで聴けること間違いなしです。
ジャケットやタイトルから、よくあるアリオラ時代の編集盤かと思ってましたが、 まさかの”あの”BBCライブのCDだったとは、購入が遅くなりました(´;ω;`)ウゥゥ
2021/09/24 JAPAN
Nippon Budokan,
Tokyo, Japan 8th Dec 1982
Disc.1
Disc.2
Live in Amsterdam 1982
(VPRO-FM)
主にイギリス、アメリカの有名アーティストの ラジオ放送を音源とする ブートレッグ輸入専門のレーベル "ALIVE THE LIVE"からリリース。 かつてジャパンの1982年日本武道館でのライブを NHK-FM がラジオでオンエアした音源。
同じくブートレッグで発売された "LIVE FROM THE BUDOKAN TOKYO FM,1982" と元となる音源は同じだが、 こちらの"LIVE AT THE BUDOKAN 1982"は同年のオランダ・アムステルダム公演を ボーナストラックとして追加。別日の演奏の違いを楽しめる。
このボーナストラックは、オランダの公共放送VPROのFMラジオ放送用音源。 なおクレジット及びトラック数では4曲ですが、実際は[ALIEN],[NIGHTPORTER]を含む全6曲。 [CANTONESE BOY]のラスト"Only young men broke the wall"の最後、 デヴィッドがささやく"the wall"の部分がなぜか途切れて [NIGHTPORTER]へと続きます。「なんでだよーっ」
1982年12月8日の日本武道館公演のライブ。 1982年12月27日にNHK-FMでオンエアされた伝説の特番が音源。 (※1983年8月8月に再放送されたものはクワイエット・ライフをカットした短縮版) この日のみ特別ゲストとして坂本龍一、高橋幸宏、矢野顕子が参加。
気になる"LIVE FROM THE BUDOKAN TOKYO FM,1982"ではカットされていた デヴィッドの最後のコール「Thank you, Good night」は無事収録されています。
[ LIVE FROM THE BUDOKAN TOKYO FM,1982 ]
"SONS OF PIONEERS TOUR 1982"
David Sylvian
Mick Karn
Steve Jansen
Richard Barbieri
Masami Tsuchiya
- Guest artists tonight (1982/12/08) -
Ryuichi Sakamoto
Akiko Yano
Yukihiro Takahashi
2021/09/24 JAPAN
Hammersmith Odeon,London,England,UK 7th February 1981
Nippon Budokan,Tokyo,Japan 16th Mar 1980
イギリス、アメリカの有名アーティストの ラジオ放送を音源とするブートレッグ輸入専門のレーベル "ALIVE THE LIVE"からリリース。 かつてジャパンの1981年ハマースミスオデオンでのライブを BBCがラジオでオンエアした音源。
同じくブートレッグで発売された"Boys Keep Swinging" と元音源は同じだが、 こちらは1980年03月16日の日本武道館公演から 4曲をボーナストラックとして追加。
ボートラのこの音源はオフィシャルでリリースされたトラックと曲目 も日付も同じなのでひょっとして同じ音源かなぁ?。 (ドイツ盤シングルとかアセンブラージュ日本盤LPとかのアレね。)
本編とボートラは、
会場も日付も違う音源なので、連続性は感じられませんが、
どちらの音源も未聴の方にはお得なアイテムかも知れませんね。
日本語オビ、対訳付。
"GENTLEMEN TAKE POLAROIDS TOUR 1981"
David Sylvian
Mick Karn
Steve Jansen
Richard Barbieri
Rob Dean
2022/06/22 JAPAN
bonus track
Produced by John Punter
「孤独な影」2003年リマスター音源にボーナストラックを追加した 紙ジャケSHM-CD。2003年盤はオリジナル8曲にボーナストラック3曲だったが、 今回はさらにデヴィッド・シルヴィアンのベストに収録されたバージョンの 「サム・カインド・オブ・フール」が追加収録された。
このボーナストラックに収められた 「ジ・エクスペリエンス・オブ・スイミング」と 「ザ・ウィドウズ・オブ・ア・ルーム」は UK盤のシングル[Gentlemen Take Polaroids (7"double-pack)] のカップリング。 「テイキング・アイランズ・イン・アフリカ (スティーヴ・ナイ・リミックス) 」 は、UK盤シングル[Visions Of China(7")]のカップリング。 CDではすでに2003リマスター盤で聴くことができる。
「サム・カインド・オブ・フール」は、 元々アルバムに収録される予定だったが、 発売真近に差し替えられアウトテイクになっていたまぼろしの曲。 一時、シングル発売も予定されていたが、そちらも消滅。 デヴィッドのソロ・アルバムにおいて新ヴォーカル・ヴァージョンとして 陽の目を見ることとなった。
4曲のボーナストラックを追加した次作「錻力の太鼓」も同時発売。
2022/06/22 JAPAN
bonus track
Produced by Steve Nye, JAPAN
「錻力の太鼓」2003年リマスター音源にボーナストラックを追加した 紙ジャケSHM-CD。結果的に2003年に発売された2枚組限定盤を1枚にした再現となる。
このボーナストラックに収められた「アート・オブ・パーティーズ」は、 シングル・ヴァージョン。アルバムヴァージョンとのアレンジの違いが大きい曲。 「ゴウスツ」もシングル・ヴァージョンで、アルバムより収録時間の短い ショート・ヴァージョン。
「ライフ・ウィズアウト・ビルディングス」は、 英国盤シングル「アート・オブ・パーティーズ」のB面で、 アルバムには未収録。
「アート・オブ・パーティーズ(ライブ・ヴァージョン)」は シングル「ゴウスツ」のB面。 当時のアナログ盤での表記は[ The Art Of Parties (version)]。 1981年のハマースミスオデオンでの音源。ギターはDavid Rhodes
2003年2枚組は素晴らしいアイテムだったが、日本盤はCCCD(コピーコントロールCD) だったため、音質劣化あるいは再生不可能のリスクがあり、今回のアイテムは それらの不安をやっと解消させてくれる。
4曲のボーナストラックを追加した前作「孤独な影」も同時発売。
2022/10/07 EU
Exorcising Ghosts (1984) is a 16-track 2LP set compiled and produced in consultation with lead singer David Sylvian, two years after Japan dissolved.
1984年にデヴィッド・シルヴィアン自ら監修したヴァージン時代 初のベスト・アルバムの限定再発売。
CDでは、短縮1枚組でのリリースだったが、 1991年にはアナログ盤と同じ曲数の 2枚組ヴァージョンでのリリースもされたが、 その後は、輸入盤の短縮1枚組で購入するしかない期間が長かった。 今回、久し振りの全曲収録アナログ盤での再発売となった。
前項と話題が重なるが、
ジャパン活動中のソロ・プロジェクトと
解散直後の本格的ソロへの移行期に発表された作品を紹介。
ジャパン・サウンドを継承した”Another JAPAN”といえる作品群。
いくつかのアイテムは、入手困難となっている。
YMO周辺のミュージシャンたちとの共演。
[写真上]:左から
細野晴臣、立花ハジメ、高橋幸宏、
スティーヴ・ジャンセン、
デヴィッド・シルヴィアン、
土屋昌巳、ピエール・バルー
[写真下]:左から
前列:坂本龍一、ミック・カーン、
後列左:高橋幸宏、細野晴臣、
スティーヴ・ジャンセン、
後列右:デヴィッド・シルヴィアン、
リチャード・バルビエリ
1982/09/05 JAPAN
1982/07/30 UK
(SIDE A)
(SIDE AA)
David Sylvian :
keyboards, programming, vocals
Riuichi Sakamoto :
keyboards, programming, mc4, marimba, vocals
Steve Jansen :
percussion, electric percussion, keyboards
Produced by
Sylvian-Sakamoto-Nye
Composed and arranged by
Sylvian-Sakamoto
Mixed by
Nye-Sylvian
Engineered by
Steve Nye
デヴィッドと教授の傑作シングル!!
両A面。ドラムは、スティーヴ・ジャンセン。
バンブー・ミュージックは、ジャパンの武道館公演でも披露された。
日本では、アナログ7インチ盤しか発売されていないが、 イギリスではアナログ12インチ盤も発売されている。 なおCD化されているのは、「禁じられた色彩(FORBIDDEN COLOURS)」 と題されたミニ・アルバム。
時を越え、常に評価の高い本作。ソロ・ワークの編集盤に収録されることも多い。 さらに2015年には限定盤として、ジャケットを新装されたアナログ盤として復刻されている。
[BAMBOO HOUSES] 7"(4:12) 12"(5:26) [BAMBOO MUSIC] 7"(4:38) 12"(5:38)
1982/07/30 UK
(side.A)
1. BAMBOO HOUSES
(side.AA) 1. BAMBOO MUSIC
1982/11/12 UK
1982/11/21 JAPAN
(SIDE A)
(SIDE B)
(bonus track on CD)
Produced by
Mick Karn & Colin Fairley
except [SENSITIVE]:
Mick Karn & Rick Wilde
Mick Karn,
Steve Jansen,
Richard Barbieri,
Colin Fairley,
Angie Usher,
Hugh Burns,
David Rhodes,
Ricky Wilde
メンバー初のソロアルバムとなったのは、ミック!!
キム・ワイルドの弟でプロデューサーでもあるリッキー・ワイルド
を迎えたシングル「センシティヴ」が先行発売(英国盤。)
A面インスト・サイド、B面ヴォーカル・サイド。
「神よ、我と共に」に参加したアンジー・アッシャーは、 この時期ミックとの共演のある、元デヴィッド・ボウィ夫人のアンジー・ボウィと思われるが、、 アンジー・ボウィの本名は、Angela Usher ではなく、Mary Angela Barnettであるため、 同一人物であるかは不安が残る。アンジー・ボウィは、ミックとは同郷のキプロス生まれ。 ミックの長年の友人。
(SIDE A)
(SIDE B)
(bonus track on CD)
1982/––/–– JAPAN
(side.A)
1. SENSITIVE (REMIXED)
(side.B) 1. THE SOUND OF WAVES
1982/06/25 UK
(side.A)
1. SENSITIVE
(side.B) 1. THE SOUND OF WAVES
1983/04/05 JAPAN
1983/06/24 UK
(SIDE A)
(SIDE B)
Vocal version of the theme from the film ‘ Merry Christmas Mr Lawrence ’
Words by David Sylvian
Music by Ryuichi Sakamoto
大島渚監督、坂本龍一音楽、坂本龍一・デヴィッド・ボウィ、 ビートたけし、トム・コンティ出演の映画「戦場のメリークリスマス」のテーマ にヴォーカルを付けた「禁じられた色彩」。
当初は、この曲のリミックス・ヴァージョンを アルバム「ブリリアント・トリーズ」に収録のプランもあったが、 最終的には、シングル「レッド・ギター」の裏面に落ち着いた。
映画は、日本とイギリス、オーストラリア、ニュージーランドの合作で、 日本のみならず、世界各地で上映された。 この映画の音楽を手がけることで、坂本龍一は映画音楽の分野で活躍するキッカケを作り、 この後、ビートたけしは、役者としてだけでなく、 映画演出にも関心を持ち、監督進出し成功することになる。
1983/04/05 UK
1983/06/24 JAPAN
2013/11/27 30th aniv.
[ amazon ]
戦場のメリークリスマス-30th Anniversary Edition- SHMCD
1983/09/01 JAPAN 12"
1983/07/08 UK 12"
(SIDE A)
(SIDE B)
Produced and Written,
Peformed by
MIDGE URE , MICK KARN
Engineered by John Hudson
Photograph: Linda McCartney
82年に行われたプリンス・トラストのセッション で意気投合したミッジ・ユーロとのコラボレーション。 この後のプリンス・トラストにも二人は参加。
ミッジ・ユーロは、1979年からウルトラボックスの中心人物。 ミッジのセンスとヴォーカルは、ミックのベースと相性がよく、 個性を強く主張してるのに、絶妙のバランス。
この後、ミッジはソロ・アルバムにもミックを招いたり、 ジャンセン・バルビエリ・カーンをゲストにソロを制作したり、 ミックが亡くなるまでいい関係であったらしい。
イギリスでは、7インチと12インチで発売されたが、 日本では、7インチ盤は発売されなかった。 もちろん12インチ盤に7インチ盤に収録のヴァージョンも収録されている。 単独でのCD化はされてないが、ミッジ・ユーロのベスト盤のいくつかに 収録されている。
本作の収録曲は、 1曲目は、シングル・ヴァージョン。 2曲目は、ロング・ヴァージョン。 B面は、3分弱のインストゥルメンタル。
ジャケット写真の撮影は、リンダ・マッカートニー。
[AFTER A FASHION],[TEXTURES]
が聴けるミッジ・ユーロのベスト盤。
1983/07/08 UK
(side.A)
1. AFTER A FASHION
(side.B) 1. TEXTURES
1985/02/21 JAPAN
1986/––/–– UK
(SIDE A)
(SIDE B)
– bonus track for japan –
Produced,
mixed,
and performed by
Jansen-Barbieri
Vocal on [MOVE IN CIRCLES]
by Steve Jansen
ビクター音楽産業が企画したビデオ作品「未知への空間」 のサウンドトラック。ラストはスティーヴのヴォーカル曲。 アナログ日本盤の中古が一番入手しやすい。 CDは3.200円時代のものの初回プレスのみ存在する。
日本の企画盤で、日本盤のみリリースだったが、、 翌1986年にイギリス盤がジャケット違いでリリースされている。 こちらはスティーブがヴォーカルの9曲目は収録されていない。
また後に、このアルバムから数曲セレクトし、新曲と一緒にパックしたアルバム [OTHER WORLDS IN A SMALL ROOM]が1995年に英国盤でリリースされている。
(SIDE A)
(SIDE B)
– bonus track for japan –
A-1,A-3,B-1,B-4のみ収録。
他は3曲の新曲。
[ amazon ]
Other Worlds in a Small Room
[LP]
1987/05/13 UK
1987/08/25 JAPAN
[CD]
1987/05/13 UK
1987/08/25 JAPAN
[CD include Face To Face]
1988/02/21 JAPAN
(SIDE A)
(SIDE B)
– bonus track 1988 –
Produced,
and arranged by
Jansen-Barbieri-Iio
アンビエント作品を発表したジャンセン・バルビエリが、 ヴォーカル・アルバムを制作するにあたり、別名プロジェクト 「ドルフィン・ブラザーズ」名義でアルバムを制作。 企画段階では「グレー・スケール」名義。
共同プロデュースには、飯尾芳史氏。 8曲入りアナログ盤のリリースを経て、ボーナストラックに 三菱電機のCM曲であった「フェイス・トゥ・フェイス」を追加し、 帯には「キャッチ・ザ・フォール/フェイス・トゥ・フェイス」のタイトル。 9曲入りCDとして再リリースとなった。 この時代のジャケットにはよくあることだが、 CDはLPよりも画像のレイアウトが異なる。
丁寧な作りのポップ・ソング・アルバムとなった本作は、 ジャパンのキャッチーな一面を増幅させたようなアルバム。 後期ジャパンの目指す路線とは異なるが、 メイン・ストリームでの活躍を期待したファンも多いのでは。 しかし、スティーブとリッチは、結局本来ジャパンが目指したであろう アンビエント・ポップな方向性に向かう。
(SIDE A)
(SIDE B)
– bonus track 1988 –
1987/06/15 UK
(side.A)
1. SHINING(Am Ex Mix)
Remix:John ‘Tokes’ Potoker
(side.B)
1. SHINING
2. MY WINTER
1987/08/–– UK
(side.A)
1. SECOND SIGHT
(side.B) 1. HOST TO THE HOLY